本日のTopic
野菜セット用の水菜がめっちゃ余った
D2C野菜セットの前提としているモデル
私の基本モデルは、個人宅向けのD2C野菜セットだ。
1世帯あたりの「野菜パート」を丸ごと任せてもらうイメージで、1箱あたりおよそ10〜16品目を詰め込む。
セット内容はシーズンに応じて少しずつ変わっていくが、「この箱さえ届けば、今週の野菜はカバーできる」という状態を目標にしている。
当然ながら、これが5品目だけしか入っていません、という状況にはできない。
契約戸数分のセットに十分なバリエーションと量を確保できるかどうかが、栽培計画の肝になる。
栽培計画上は各品目バランスよく収穫できるつもりだったが…
シーズンイン前には、逆算の計算をしている。

ざっくりした流れはこうだ。
- まず、商品の段ボール1箱に「どの野菜をどれだけ入れたいか」を定義する
- 目標契約者数をN人とすると、セットに必要な総収量はそのN倍
- その収量を得るために必要な区画面積・播種量を逆算する
この間には、いくつかの係数が入ってくる。
発芽率、育苗の成功率、定植後の生存率、株間設定……。
これらをスプレッドシート上でパラメータとして設定し、「顧客をN人抱えるなら、この品目は何粒まき、何メートルの畝を確保するか」を決めていく、という設計。
水菜だけが想定を大きく上回った理由
ところがどっこい、いざシーズンが始まってみると水菜がめっちゃ余った。
理由はシンプルで、
- 水菜は比較的栽培が容易で、発芽〜収穫までの成功率が想定以上に高かった
- 一方で、キャベツや人参、夏場の発芽・育苗に苦戦した品目は、係数が想定を下回った
という、係数設定のブレの結果である。
水菜については「保守的なつもりで盛っておいた係数」がことごとく外れ、結果として読み以上の収量が出てしまった。
逆に難しい品目は、そもそも十分な量が揃わず、デコボコな構成になってしまった。
余剰野菜をどうお金に変えるか、という課題
問題なのは、余った分をそのまま廃棄にしてしまうと、
P/L(損益計算書)にストレートに響く、ということ。
予防策としては、経験を踏まえて係数の精度を上げていくことが王道になる。
しかし、現に目の前に余剰分が発生している以上、「どうやってお金に変えるか」という対処も同時に必要。
「野菜セットに水菜をたくさん入れる」は悪手。
水菜ばかりたくさんあってもお客様は持て余す。
そもそも水菜は消化に良くなく、大量に食べるものではない。
理想的なのは
- 「単品買いしたい」と思っていただけるだけの評判を獲得
- 時々の状況に応じ、セット販売に加え単品販売の商品を配置
- 単品販売をタイムリーにアナウンスし、購入いただく
このような状態をつくれることだろう。
現状の私にはまだそこに注力するだけの余力はない。
が、P/L改善のためには2~3年のうちには手を打たないといけない。
ちなみに、「直売所に出す」や「BtoBの業者に買い取ってもらう」は、
あまり筋がよくない気がする。
それ自体が悪いということではなく、
D2Cと全然方向性が違うビジネスなので努力の方向性が分散してしまい、
事業の成長速度が鈍ってしまう。
目先の売上にはつながるかもしれないので手を出したくなりそうだが、
グッと堪えた方がよさそう。
D2Cでやると決めたのなら、腹を括って直接消費者に買っていただくということを追求すべき。
それでも無駄にはしない、コンポストへの転換
とはいえ、余った水菜をそのままゴミ袋行きにするのは、どうしても気持ちが悪い。
そこで、余剰分についてはコンポストに回し、次の土づくりに生かすことにしようと思う。
売上としてはゼロだが、将来の肥料コストを下げ、土の状態をよくする投資にはなる。
堆肥についての知見もたまる。
コンポストの具体的な作り方や配合については、別の回であらためて整理したい。
少なくとも、「水菜がめっちゃ余った」という事実は、係数設計と販路設計の両方を見直すきっかけになった、という意味では悪くない経験だったと思っている。
作業記録
08:00 – 09:00 コンポスト作成
- 余剰野菜などを活用したコンポストづくり
- 資材の集荷とコンポスト置き場の整備
09:00 – 11:00 手入れ(大根)
- 大根畝の雑草取り
- 畝表面の整え・追い土などの手入れ
11:00 – 12:30 収穫(野菜セット)
- 土曜発送分野菜セット用の収穫
- コンテナへの収穫物の詰め込みと状態確認
13:30 – 16:00 梱包・発送準備(野菜セット)
- 野菜セットの選別・梱包作業
- 送り状貼付と出荷伝票の整理
16:00 – 16:30 出荷(ヤマト運輸持ち込み)
- ヤマト運輸営業所への荷物持ち込み
- ちなみに、ヤマト運輸に配送を委託する場合は、クロネコメンバーズBIGの割引はお得。
詳細は過去記事をご参照ください
17:00 – 18:30 ランニング
- 夕方ランニング
- コンディション維持と気分転換
20:00 – 21:00 発送通知・顧客対応(ECサイト)
- ECサイト上での発送通知送信
- 購入者へのメッセージ送付・個別対応


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